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SDGs目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」SDGs目標13「気候変動に具体的な対策を」のための取り組みを解説

SDGs目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」SDGs目標1...
『SDGs目標7』『SDGs目標13』のについて詳しく解説いたします。

SDGsは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」の略で、2030年までの目標が17個と具体的な169のターゲットが設定されています。SDGs目標達成に向けての取り組みは、「誰かがやる」のではなくて「みんなでやる」ことが大切です。

青電社では、17個の目標のうち「SDGs目標7」と「SDGs目標13」に対してより積極的に取り組んでいます。

今回は、青電社が取り組みをしている「SDGs目標7」と「SDGs目標13」についてピックアップ!それぞれのSDGs目標を達成するために、個人や企業でできる取り組みについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

SDGs目標7とは?
SDGs目標7では「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」を掲げています。

世界の中には電力を使えない人が、7億5900万人がいると言われています。電力の代わりに薪や石炭を利用したり、そもそもエネルギーを利用できず不自由な思いをしていたりする人が世界の5人に1人いるのです。

誰もが安い値段で現代的なエネルギーを使えるようにすることと、クリーンなエネルギーを使う割合を増やすことが「SDGs目標7」です。

クリーンなエネルギーとは、太陽光や風力など再生可能な自然エネルギーのことを指します。

SDGs目標7の具体的なターゲットは次の通りです。

■ターゲット
(7.1)
2030年までに、安価かつ信頼できる現代的エネルギーサービスへの普遍的アクセスを確保する。

(7.2)
2030年までに、世界のエネルギーミックスにおける再生可能エネルギーの割合を大幅に拡大させる。

(7.3)
2030年までに、世界全体のエネルギー効率の改善率を倍増させる。

(7.a)
2030年までに、再生可能エネルギー、エネルギー効率、および先進的かつ環境負荷の低い化石燃料技術などのクリーンエネルギーの研究および技術へのアクセスを促進するための国際協力を強化し、エネルギー関連インフラとクリーンエネルギー技術への投資を促進する。

(7.b)
2030年までに、各々の支援プログラムに沿って開発途上国、特に後発開発途上国および小島嶼開発途上国、内陸開発途上国のすべての人々に現代的で持続可能なエネルギーサービスを供給できるよう、インフラ拡大と技術向上を行う。

※「.1」と数字で書かれているものは、それぞれの項目の達成目標を示し、「.a」のようにアルファベットで書かれているものは、実現方法を示しています。

<SDGs目標7達成のためにできる取り組みとは?>

SDGs目標7を達成しないと、現在主に使っている石炭などの有限エネルギーはいつか底を突き、世界中すべての人が十分なエネルギーを使用できなくなってしまう日が来るかもしれません。電力が使えない世界を想像すると、辛いですよね。

それでは、SDGs目標7を達成するためには、どのような取り組みをすればいいのでしょうか?考えてみました。

SDGs目標7達成のためにできる取り組み①再生可能エネルギーを利用する

現在、世界で使われているエネルギーのうち、再生可能エネルギー(太陽光・風力・地熱など、使っても減らず二酸化炭素を排出しないエネルギー源のこと)は、全体の17.5%と言われています。

ほとんどが石炭や天然ガスなどの化石燃料に頼っているのですが、化石燃料は有限資源で二酸化炭素を排出するため地球に優しくありません。「持続可能な地球」にするためには、再生可能エネルギーを利用することが大切です。

「太陽光発電」を取り入れる企業や家庭は増えてきましたが、まだまだ多くはありません。積極的に太陽光エネルギーをはじめ再生可能エネルギーを取り入れていくといいでしょう。

SDGs目標7達成のためにできる取り組み②消費エネルギーを減らす

車で移動するところを自転車で移動する。使っていない部屋の電気やエアコンを消す…など、日常生活で消費エネルギーを減らすよう意識しましょう。

少しのことですが、この「少しのこと」が地球上全員の取り組みになれば消費エネルギーは大幅に削減します。まずは自分と自分の周りから、節電・省エネを心掛けてみてください。

SDGs目標7達成のためにできる取り組み③発展途上国へ支援をする

発展途上国では、電力を使えずに生活している人たちが多くいます。電力が使えないことで地域格差が拡大し、電気代が払えないことから安定供給がされない…という悪循環を生んでしまうことも。

発展途上国へ直接何らかの物資や設備を送ることは難しいかもしれませんので、発展途上国の電力支援をしているNPOやNGO・協会などあらゆる団体を調べ、自分が共感する団体へ寄付をすることもいいかと思います。

 

SDGs目標13とは?
SDGs目標13では「気候変動に具体的な対策を」という目標を掲げています。

メディアでも地球温暖化は度々取り上げられているため、危機感を抱いている人は少なくないでしょう。実際に、30年間で日本の熱帯夜平均日数は約2.6倍に上がっています。

気候変動への対応や、気候変動が起きるスピードをゆるめる対策をすることがSDGs目標13です。

SDGs目標13の具体的なターゲットは次の通りです。

■ターゲット

(13.1)
すべての国々において、気候変動に起因する危険や自然災害に対するレジリエンスおよび適応力を強化する。

(13.2)
気候変動対策を国別の政策、戦略および計画に盛り込む。

(13.3)
気候変動の緩和、適応、影響軽減、および早期警告に関する教育、啓発、人的能力および制度機能を改善する。

(13.a)
重要な緩和行動や実施における透明性確保に関する開発途上国のニーズに対応するため、2020年までにあらゆる供給源から年間1,000億ドルを共同動員するという、UNFCCCの先進締約国によりコミットメントを実施し、可能な限り速やかに資本を投下してグリーン気候基金を本格始動させる。

(13.b)
女性、若者、および社会的弱者コミュニティの重点化などを通じて、後発開発途上国における気候変動関連の効果的な計画策定や管理の能力を向上するためのメカニズムを推進する。
※国連気候変動枠組条約(UNFCCC)が、気候変動への世界的対応について交渉を行う一義的な国際的、政府間対話の場であると認識している。

※「.1」と数字で書かれているものは、それぞれの項目の達成目標を示し、「.a」のようにアルファベットで書かれているものは、実現方法を示しています。

<SDGs目標13達成のためにできる取り組みとは?>

SDGs目標13を達成しないと、地球温暖化がどんどん進行してしまうかもしれません。地球温暖化が進むと、ただ「暑い」というだけではなく、氷河が溶けることによる海面上昇や異常気象による自然災害などが起こる可能性があります。動植物が減り、食べ物が減ってしまうことも考えられるでしょう。

それでは、SDGs目標13を達成するためには、どのような取り組みをすればいいのでしょうか?考えてみました。

SDGs目標13達成のためにできる取り組み①再生可能エネルギーを利用する

「SDGs目標7達成のためにできる取り組み①」と同じですが、再生可能エネルギーの利用拡大は、地球温暖化を防ぐことにもつながるんです。現在使用している化石燃料は二酸化炭素を排出し、その影響によって地球温暖化が進んでしまっています。

太陽光発電システムを取り入れたり電気自動車に変えたりすることで、二酸化炭素排出を減らし、気候変動の緩和を目指すことができるでしょう。

SDGs目標13達成のためにできる取り組み②気候変動を理解し、適応する

一人ひとりに対して、地球の気候変動の理解とそれに適応した行動が求められています。気温が上昇していることは事実であり、すぐに下げることはできません。個人では熱中症対策や災害時の避難訓練などをするといいでしょう。

企業では、災害時のリスクマネジメントや気候変動に適応した商品・サービス展開が求められていますので、ぜひ検討してみてください。

SDGs目標13達成のためにできる取り組み③無駄なゴミを出さない

ゴミを燃やすと二酸化炭素が発生し、それが地球温暖化の一因になっています。つまり、無駄なゴミを減らすことで、二酸化炭素を抑えることができると言えるでしょう。

エコバックを使用する。コンビニでは割り箸をもらわない。リサイクルできるものは捨てない…など、日常生活の中でもできることはたくさんあります。企業では、ペーパーレス化に取り組むこともいいかと思います。

 

SDGs目標7・13達成のための青電社の取り組み
SDGs目標7とSDGs目標13の達成につながる取り組みを青電社でも行っています。どのような取り組みか、ご紹介させていいただきます。

SDGs目標7・13達成のための青電社の取り組み①太陽光発電システムの設置

二酸化炭素を出さずに地球に優しいクリーンなエネルギーを生み出す太陽光発電システムを、青電社では積極的に提案しています。太陽光発電システムの導入は、個人や企業がSDGs達成に貢献する中でも、導入しやすい方法のひとつです。

太陽光発電システムの設置時にはコストがかかりますが、結果的に電気代が安くなるため、数年ほどで初期設備投資を回収することができます。また、ケースによっては補助金を活用し、イニシャルコストを抑えることも可能です。

SDGs目標7・13達成のための青電社の取り組み②空調省エネ化・照明LED化

消費エネルギーを減少するような空調省エネ化・照明LED化などを、青電社で施工しています。こちらも太陽光発電システム同様、導入時にはコストがかかりますが、経費削減につながるため数年ほどで初期設備投資を回収することができます。

会社やホテル・医療機関・商業施設など、多くの業種で空調の消費電力比率は高くなっています。少しの見直しでも消費エネルギーをグンと抑えることができますので、ぜひ一度見直しをしてみてください。

SDGs目標7・13達成のための青電社の取り組み③再生可能エネルギーや省エネのご提案

太陽光発電システムや空調省エネ化・照明LED化など、青電社ではSDGsに貢献できる施工を数多く行っています。ただ施工するだけではなく、まずは企業様の電気料金や保守メンテナンス費を分析し、適切な方法をご提案させていただいています。「SDGs取り組みをしたいけれど、何をすればいいのか分からない」という場合もご安心ください。

また、SDGsにつながる取り組みは、結果として企業の経費削減にもつながるため、利益確保にもなります。企業が末永く運営していくためにも重要な取り組みと言えるでしょう。

青電社のSDGs取り組み事例

青電社では多くの企業様のSDGs取り組みをサポートしています。SDGs取り組みは経費削減にもつながり、実際に経費削減効果を実感されている事例も多くあります。

それでは、青電社で施工したSDGs取り組み事例をご紹介します。

青電社のSDGs取り組み事例①工場A様

太陽光発電と空調省エネ・照明のLED化を行った工場様の事例です。再生可能エネルギーを積極的に使用し、消費エネルギーを減らすことで経費削減にもつながりました。

初期設備投資費用はかかるものの、年間使用電気料金2,000万円から1,400万円に減り、約600万円(年)の電気料金削減となっているため、初期費用は3年で回収が可能です。

青電社のSDGs取り組み事例②温泉旅館B様

ポンプの省エネ化と照明のLED化を行い、不要な電力を削減しSDGsに貢献されている温泉旅館様の事例です。

年間使用電気料金が1,500万円だったものが1,319万円に減り、約190万円(年)の電気料金削減となりました。初期設備費用は3.5年で回収できる見込みです。

 

企業のSDGs取り組み・エネルギーサポート・電気工事・経費削減のことなら青電社へ

SDGs目標7「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」と、SDGs目標13「気候変動に具体的な対策を」達成するための取り組みについて考えてみました。再生可能エネルギーや地球温暖化をどこか他人事のように思ってしまいがちですが、私たちが住む日本も将来的に住みづらくなってしまう可能性が十分にあるんです。

小さな取り組みだったとしても、みんなで行えば大きな結果となり、未来の地球が変わっていきます。まずは意識することから、そして自分ができる一歩をぜひ踏み出してみてください。

 

青電社では、SDGsにつながるご提案を色々とさせていただいています。「SDGsに取り組みたいけど、何をしたらいいのかわからない」などとお考えの方は、ぜひ一度青電社までお問い合わせください。

エネルギーサポート、電気、設備、補助金に関する疑問・質問など、お気軽にご相談ください。

相談無料・診断無料

 

【情報参考】

・日本ユニセフ協会「SDGs17の目標」https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/17goals/